「痛み」ってなんだろう? 〜知っておきたいメカニズムと対処法〜
こんにちは。
日々の生活の中で誰しも一度は経験する「痛み」。
でも、そもそも「痛み」とは何なのか、なぜ起こるのか、正しく理解している方は意外と少ないかもしれません。
今回は、「痛み」の正体と心身への影響、そして急性期と慢性期それぞれの対処法についてわかりやすくお伝えします。
TOPICS
痛みとは
『不快な感覚性・情動性の体験であり、
それには組織の損傷を伴うものと、
そのような損傷があるように表現されるものがある』
国際疼痛学会による痛みの定義
■ そもそも「痛み」とは?
「痛み」は、身体からの警告信号です。
ケガをしたとき、炎症があるとき、筋肉や関節に負担がかかったときなど、体に何らかの異常が起こると、それを脳に知らせるために「痛み」という感覚が発生します。
これにより、私たちは「無理をしない」「その部位をかばう」という行動を取ることができ、身体を守ることができるのです。

■ 痛みのメカニズム(簡単に)

- 刺激の発生
打撲・捻挫・筋肉のこりなど、体のどこかに“ダメージ”が加わると、「侵害受容器(しんがいじゅようき)」というセンサーがそれをキャッチします。 - 神経を通じて脳へ伝達
刺激は電気信号となって神経を通り、脊髄を経て脳に送られます - 脳が「痛い」と判断
脳がその信号を「痛み」として認識することで、
私たちはその部位に異常があることを自覚します。
■ 痛みは心にも影響する
慢性的な痛みが続くと、ストレスや不安、睡眠障害、うつ症状など、心の不調にもつながることがあります。
反対に、精神的なストレスが体の緊張や血流の悪化を引き起こし、「痛み」を悪化させることも。
まさに心と身体はつながっているのです。
■ 急性期と慢性期の違いと対処法
◎ 急性期(ケガ直後・炎症がある時期)

- 期間の目安:発症から数日〜数週間
- 主な症状:発赤、腫れ、熱感、痛み
- 対処法:RICE処置
・安静にすることが第一(Rest:安静)
・冷やす(アイシング)ことで炎症を抑える(Ice:冷却)
・包帯やテーピングで患部を圧迫することで腫れの進行を抑える(Compression:圧迫)
・患部を心臓より高くすることで、内出血を防ぐ(Elevation:挙上)
◎ 慢性期(長期間続く痛み)
- 期間の目安:3ヶ月以上続く痛み
- 主な症状:鈍い痛み、重だるさ、疲労感、しびれ
- 対処法:
・血流を良くすることが大事
・ストレッチや軽い運動で筋肉を緩める
・温める(入浴やホットパックなど)
・必要に応じて、姿勢や生活習慣の見直しも重要
※「治らない」と思い込むことで、さらに悪循環になることも。早めに専門家に相談しましょう。

■ 痛みと向き合うということ
「痛み」は敵ではなく、体のSOSサインです。
無理に我慢したり、自己流でなんとかしようとすると、回復が遅れたり慢性化してしまうこともあります。
もし痛みが気になる、長引いている、不安があるという方は、どうぞお気軽にご相談ください。
適切なケアと正しい知識があれば、きっと今より楽になります。




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