✋手の痛み、その原因と正しい対策とは?

日常生活や仕事で手を酷使する現代人にとって、**「手の痛み」**はとても身近な不調の一つです。
放っておくと関節や神経に負担が蓄積し、慢性的なトラブルに繋がることも。
ここでは代表的な手の痛みの症状とその原因、そして対策法を解説します。


① 変形性指関節症(DIP・PIP関節)

症状:
指の第1関節(DIP)や第2関節(PIP)が腫れたり、変形していく。
特に女性に多く、両手に左右対称で出ることも。

原因:

  • 加齢による関節軟骨の摩耗
  • 遺伝的要因やホルモンバランスの変化(更年期など)
  • 手の酷使

対策:

  • 負担の少ない使い方を心がける
  • 温熱療法(手浴やホットパック)
  • テーピングや装具で関節の保護
  • 症状が強い場合は整形外科で注射や治療を検討

② へバーデン結節|指先の関節が変形・痛む

原因:
加齢やホルモンバランスの乱れにより、第1関節(DIP関節)が変形していく慢性疾患です。40〜60代の女性に多く見られます。

対策:

  • 指先の負担を減らす(握力を使う作業を控える)
  • テーピングや装具で固定
  • 温めて血流を促進(ぬるめのお湯、ホットパックなど)
  • 進行が早い場合は整形外科での診断・治療も検討

③ 手根管症候群|しびれ・痛み・夜間の手の違和感

原因:
手首の骨と靭帯の間にある「手根管」が狭くなり、中を通る正中神経が圧迫されることで発症します。更年期や妊娠中の女性、パソコン作業や手作業の多い人に多いです。

対策:

  • 手首の負担を減らす(スマホやマウスの使いすぎ注意)
  • 就寝時に手首を真っ直ぐに保つ(サポーター活用)
  • ビタミンB群の摂取(神経修復サポート)
  • 医師によるステロイド注射や手術が必要な場合も

④ ばね指(弾発指)|曲げた指が「カクン」となる

原因:
腱鞘(けんしょう)と腱が擦れて炎症を起こし、スムーズな動きができなくなる状態。指の使いすぎが原因で、更年期以降の女性や手作業の多い人に多い。

対策:

  • 使いすぎを避ける
  • 患部を温める・軽くストレッチ
  • 腱鞘炎が進行する前に手技療法や固定
  • 症状が進んだ場合、整形外科で注射・手術療法

⑤ 突き指|外力による関節・靭帯の損傷

原因:
スポーツや日常動作で指先に直接力が加わったことで関節や靭帯が損傷します。軽く見られがちですが、骨折や脱臼を伴う場合もあるので注意が必要です。

対策:

  • まずは冷却(48時間以内)で炎症を抑える
  • 圧迫・固定し、無理に動かさない
  • 痛みが強い・腫れがひどい場合は整形外科へ
  • 安静後は適切なストレッチで可動域を回復

⑥ 関節リウマチ(RA)

症状:
朝のこわばり、指の腫れ、変形など。左右対称に進行することが多い。

原因:
自己免疫異常により、関節を攻撃して炎症が起きる病気。30〜50代女性に多い。

対策:

  • 血液検査や画像診断による早期発見が重要
  • リウマチ専門医での治療(抗リウマチ薬や生物学的製剤)
  • 食事・睡眠・ストレス管理など体全体のケアも

まとめ

手の痛みは症状によって原因や対処法が異なります。
「疲れているだけ」と自己判断せず、状態に応じて安静・温熱・固定・医療機関の受診を組み合わせることが大切です。

特に女性や中高年の方は、ホルモンバランスや血行不良が背景にあることも。
日常的なケアと専門家のサポートで、手を守っていきましょう!