常識が変わる!昔と今の健康法の違いとは?

時代とともに医学や健康の常識はアップデートされ続けています。

かつて「正しい」と信じられていた健康法が、今では「間違いだった」とされることも少なくありませんが、本当にそうでしょうか?

そこで今回の記事は、私の意見も多々交えながら発信させていただきます。
あくまでも参考意見としてとらえていただくと幸いです。


■ 1日2リットルの水を飲むべき?

昔の常識:
「1日に2リットルの水を飲みましょう!」が健康の鉄則。

今の考え方:

「欧米の研究によると水の必要摂取量の目安は生活活動レベルが低い集団で1日2.3リットルから2.5リットル程度、生活活動レベルが高い集団で1日3.3リットルから3.5リットル程度と推定されています。」

実は「1日2リットル」の根拠は曖昧で、食事や体質、気候、運動量によって必要な水分は変わります。

無理にたくさん飲むと、かえって体に負担をかけることも。

今は“のどの渇き”を目安に、無理せずこまめな水分補給が推奨されています。

結論:「必要な水分量は人それぞれ。のどが渇いたらこまめに補給すればOK」

■ 朝食は絶対に食べるべき?

昔の常識:
「朝ごはんを抜くと頭が働かない!」

今の考え方:
「空腹時間を活かす“断食”も体にいい」

最近は「16時間断食」や「インターミッテント・ファスティング」など、意識的に食べない時間を設ける健康法が注目されています。
朝食を抜くことで内臓を休め、代謝や自律神経のバランスが整うという考え方も広まっています。

しかし一方子供にとっては朝食は、一日の始まりとして非常に重要です。脳のエネルギー源となるブドウ糖を補給し、脳と体を活動的にさせ、集中力や記憶力の維持に役立ちます。また、体内リズムを整え、生活リズムを安定させるためにも朝食は不可欠です。

結論:「子供は朝食推奨、成人は自分の考え方次第でOK」
ちなみに私は朝は食べない派です。

■ 腰痛には安静第一?

昔の常識:
「腰が痛いときは安静にして、なるべく動かさないこと」

今の考え方:
「可能な範囲で動かした方が早く治る」

近年では、腰痛の原因の多くは“筋肉の緊張”や“血流の悪化”によるものとされ、軽い運動やストレッチの方が回復につながることがわかってきました。
もちろん無理は禁物ですが、「寝てばかり」も逆効果になるケースがあります。

結論:柔道整復師としての見解「可能な範囲で動かした方が早く治る」

■ お風呂は熱めが健康にいい?

昔の常識:
「熱めのお風呂でしっかり汗をかいてデトックス!」

今の考え方:
熱い湯は、42℃以上のお湯のことです。交感神経を刺激し、リフレッシュやダイエットに効果がある一方で、高血圧や心臓疾患のある人は注意が必要です。

ぬるい湯に浸かることは、副交感神経を刺激し、心身のリラックスをもたらす効果があります。また、筋肉や関節の緊張を和らげ、体の芯から温まることで、疲労回復や睡眠の質の向上にもつながります。
最近は、38~40℃程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かる“自律神経を整える入浴法”が推奨されています。

結論:個人的には熱い湯で温まる方推奨ですが、高血圧の人、熱い湯が苦手な人はぬるめの湯でゆっくり浸かってOK。
身体を芯から温めること最優先に!

運動前はストレッチが必須?

昔の常識:
「運動前には、しっかりストレッチして体をほぐそう!」

今の考え方:
「静的ストレッチは逆効果!?動的なウォームアップが◎」

昔は、体育の授業でもスポーツ前でも「アキレス腱伸ばして〜」と、じっくり体を伸ばす静的ストレッチが当たり前でした。
ところが今では、「運動前に静的ストレッチを行うと、筋力やパフォーマンスが一時的に低下する」という研究結果も出ています。

そこで注目されているのが「動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)」。

体をリズムよく動かしながら筋肉と関節を温めることで、ケガの予防にもつながり、運動のパフォーマンスも高まります。

結論:静的ストレッチは引き延ばしすぎによる損傷、筋力低下のリスクがあり、運動前は動的ストレッチ推奨です

参考:動的ストレッチ動画 YouTube 林慧亮 / uFit代表チャンネルへリンクします。

まとめ

健康の常識は、時代や科学の進歩とともにどんどんアップデートされます。


昔の知識に縛られすぎず、柔軟に情報を取り入れ、自分に合った方法を見つることが今の時代を健康に生きるコツかもしれません。