梅雨の時期に気をつけたい体調の変化と体調管理のコツ
こんにちは。
じめじめと湿度の高い日が続く「梅雨」の季節。
実はこの時期、体調を崩す方がとても多く見られます。
長雨や気圧の変化は、私たちの身体や心にさまざまな影響を与えます。
今回は、梅雨と体調の関係、そしてこの時期を元気に乗り切るための体調管理のコツをご紹介します。
■ なぜ梅雨に体調を崩しやすいのか?
梅雨の時期に体調を崩しやすくなる主な原因は以下の3つです。
- 気圧の変化
梅雨時は気圧が低くなることが多く、自律神経のバランスが乱れがちです。
その結果、頭痛・だるさ・眠気・めまいといった不調を感じる方が増えます。 - 湿度の高さ
湿気が高くなると、体内の水分代謝が滞りやすくなり、むくみや関節の痛み、胃腸の不調などが起こりやすくなります。 - 日照不足
雨や曇りが続くと太陽の光を浴びる機会が減り、セロトニン(幸せホルモン)が減少。気分が落ち込みやすくなることも。
☁️ 気圧の変化と自律神経の関係
◉ 気圧が下がる(雨・台風・低気圧)
- 交感神経が過剰に刺激されやすくなる
- 体が「ストレスモード」に入り、心拍数や血圧が上がる
- 結果:頭痛、めまい、肩こり、眠気、倦怠感などが出やすくなる
◉ 耳の内耳(内リンパ)と気圧センサー
- 内耳にある気圧センサー(前庭)が、気圧の変化に敏感に反応
- これが脳に伝わり、自律神経が乱れる引き金になる
◉ 気象病・天気痛
- 特に女性や気圧変化に敏感な人は「気象病」「天気痛」と呼ばれる症状を起こしやすい
- 関節痛や古傷の痛み、四肢のしびれ、頭痛、気分の落ち込みが典型
🌡 寒暖差と自律神経の関係
◉ 急激な気温変化
- 朝晩の寒暖差が大きい季節(春・秋)や、季節の変わり目に注意
- 体は体温を一定に保つために、自律神経をフル稼働して調整する
◉ 体温調節=自律神経の仕事
- 暑い時:副交感神経が優位 → 血管拡張・発汗
- 寒い時:交感神経が優位 → 血管収縮・体温保持
- この切り替えが頻繁・急激だと自律神経が疲弊し、乱れやすくなる
◉ 「寒暖差疲労」
- 体が温度差に振り回されて疲れやすくなる
- 症状:だるさ、肩こり、イライラ、食欲不振、睡眠障害など
■ 梅雨時の体調管理のコツ
この時期を健やかに過ごすために、以下のポイントを意識してみてください。
1. 自律神経を整える「朝のルーティン」を
朝起きたら、天気の日にはカーテンを開けて自然光を浴びるようにしましょう。太陽の光は、体内時計をリセットし、自律神経のバランスを整える効果があります。軽いストレッチや深呼吸もおすすめです。
2. 食事で「湿気」を追い出す
体にたまった湿気(=東洋医学でいう「湿邪」)を追い出すには、利尿作用のある食材が効果的です。湿邪に良い食べ物として、きゅうり、とうもろこし、ハトムギ、緑豆、大根などが挙げられます。これらの食材は、利尿作用や消腫効果、解毒作用があり、体内の湿気を排出するのに役立ちます。
3. 湯船に浸かって「リセット」
シャワーで済ませがちな方も、できるだけ湯船に浸かる時間をつくりましょう。体を温めることで血行が促進され、リラックス効果も得られます。
4. 睡眠と運動を見直す
この時期こそ「質の良い睡眠」と「適度な運動」が重要です。就寝前にスマホを見る時間を減らす、晴れ間に軽いウォーキングを日課にする、自宅でできる体操、など始めてみましょう。

足腰痛くない人はストレッチ、15~20回やってみましょう。下半身を鍛えて血流アップ!
■まとめ
気圧や湿度の変化は避けられませんが、体調を崩す前に「ちょっとしたケア」をすることで、ずいぶんと変わってきます。
梅雨だからこそ、自分の身体と心に耳を傾けて、無理せずゆるやかに過ごしていきましょう。
あなたの健康を応援しています。




